大宮こども部「私を感じて 私を知ろう そしてつながる私へ」第2回報告

SCE代表の古川です。
大宮こども部「私を感じて 私を知ろう そしてつながる私へ」第2回の講師をつとめました。

さすが大宮こども部さん!見守りスペースも充実

大宮こども部さんはもともと、プレーパークや子ども食堂など、子どもを支援する活動を中心としています。
この講座は新たな取り組みです。子育て女性の対話サロンで、日々抱えているもやもやを解きほぐそうというもの。古川の役どころは、サロンの前の話題提供です。

ライフキャリア、キャリアドリフト、キャリアトランジションについてお話しし、短い休憩をはさんで、日本の雇用の変遷の中で翻弄される女性の立場についてお伝えしました。
子育て女性といっても、今はお勤めの経験ゼロという方はいなくて、子育てのために退職したという方や、再就職したいけれどうまくいかない方、育休中の方、時短で職場復帰している方など、それぞれの形で職務とのかかわりがあります。

話題提供の後のサロンでは、ライフキャリアの話が最も印象に残ったという声が多くありました。お話ししたのは次のようなことです。
キャリアとは人生を構成する一連の出来事すべて。職に就いているかどうか、あるいは金銭的報酬の有無は関係ありません。もやもやしたり、うまくいかなくて悩んだり、傷ついたり、という経験もすべてキャリアであり、自分自身を特色づけてくれます。だれにでもキャリアはあるし「私は私」でいいのです。

サロンでは「いま仕事が思うようにできない、と焦っていたけど、それはライフキャリアレインボーの7つの中の1つでしかないと知って楽になりました!」「職場のことだけがキャリアだと思っていたけど、子育てや地域のこともキャリアだと知って、大切にしたいと思っています」また「夫に聞いてほしかった!家に帰ってぜったい話します!」などのコメントをいただきました。

子育て中は、独身のときや子どもがいないときと比べて、職務に関われる度合いは少なくなります。自分に納得いかずもやもやした気持ちを抱えたり、家族(特に夫)の無理解に苦しんだりという女性が多いです(まじめな人ほどそうなる傾向あり)。
そんなときには、安心して話せる場で、自分の経験や気持ちを話したり、他の人のことを聞いたりすると、楽になったり、視野が開けたりします。子育てサロンはそれができる場です。

SCEはふだん、学校で「キャリア教育」に触れていない大人の方々を主な対象として活動しています。しかし、今回のような、学校で「キャリア教育」に触れたはずの年代でも、キャリアの話は当事者になってみないと腑に落ちるというわけにはいかないのですね。大人のための「キャリアの学び」が広くいろいろな方に届けられるように、これからも活動していきたいと思いました。
ご一緒した皆さん、ありがとうございました。

<古川晶子プロフィール>
福岡県出身、さいたま市在住。キャリアカウンセラー団体で企画・営業に携わった後、2006年に独立し「人と仕事の幸せな関係性」をテーマに講演等を行う。2013年にSCE設立。
著書『キャリアカウンセラーという生き方「人生の節目」を乗り越える人を支える仕事』(セルバ出版)

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