アフターファイブは何するの KIMONO回り③ 着物、どこで買う問題

みなさん、こんにちは。竹本はるみです。Vol.7では着付け教室あるあるについて書きました。今回は、「着物、どこで買う問題」について触れていきます。

 さて、曲りなりにも着物が着られるようになると、今度は自分だけの着物が欲しくなってきます。本来なら母のお下がりで着まわしたい(節約したい)所ですが、残念ながらサイズが合いません。(着物って、そこらへん柔軟じゃなかったの?)当時の私の手持ちは振袖、浴衣、練習用のポリエステル着物と極端なラインナップ。ちょっとした食事会や観劇等に、いつか自分の着物でと思っていました。

 とにかく、普段は着物を着ない人にとっては、知らないルールが多すぎる。圧倒的に知識不足を感じていました。それに、知っている呉服店がある訳でもない。欲しいと思ってもどこで買うのが正解かもよくわからない。そこで、本や雑誌を買い集め、時にネットサーフィンでの情報収集で、様々なタイプの着物を眺めていく事にしました。(基本的に活字が大好きなのです。)私は昔からある古典柄の中でも、特に植物文様や水や雲をデフォルメした自然文様に心惹かれます。全体の印象を決める好きな模様の傾向や、何にワクワクするのかを、自分の直観を信じて探っていきました。

 そうして多少目が肥えた頃に、例の展示会で訪問着と羽織を誂えてみました。(注:買わされたのではありません。笑)訪問着は桃色とすみれ色の中間のような色合いで、裾に少しだけスワトウ刺繍が入っています。これは、結婚披露宴や各種セレモニーで活躍する一枚になりました。羽織は寒い冬の必需品。うぐいす色のようなグリーンで、裏地は雪文様にしました。余り布で小物が作れると聞き、裏地とレースを足して、羽織とお揃いのマフラーも誂えました。

 これは、確かに満足はしましたが、毎回高級ドレス並みの値段を払う程の財力はありません。それに、教室では正絹(シルク)以外は作っても仕方ないという雰囲気で、根ほり葉ほり聞けない雰囲気が漂っていました。(だから若い人がトライするには色々とハードルが高いよなぁという独り言はさておき・・・)もう少し気軽に普段使いしたい小紋や木綿は、自分で試行錯誤をするしかなさそうです。

 そこで、普段から名古屋帯や着付け小物を購入していて、対応が良いと思っていたネットの専門店で、木綿の着物を購入してみる事にしました。サイズは幸いにも展示会で測った時のサイズ表があります。ネット購入の注意点は、2つ。1つ目は、直接生地を確かめられない事(但し、ここは頼めば反物見本の送付サービスもありました。)2つ目は、パソコンだと色味が実際とは違って見える場合がある、という事。その辺は注意しながら注文しました。出来上がりを楽しみに待っていると、届いたものは確かに自分の希望したものでしたが、柄の大きさや、裏地の色具合など、少しづつ思っていたものとは違って見えました。洋服で言うところの、「つり下がっている時は良いと思ったけど、着てみたら違った」というやつです。値段はお手頃価格だったし、もともと普段着として使う予定だったので全く問題はないのですが、1つの学びとなりました。

 

 暫くすると、有名着物スタイリストのオーナーのお店で、セールがあるというので行ってみました。なぜか仕立て上がり済みの着物が、所狭しと並んでいます。別室では反物から紬の誂えも作れるようでしたが、自分の中で設定している値段とは折り合いがつきません。そこで、まずは出ているものを眺める事に。「ん~・・・仕立て上がりって私のサイズに合うのかな?」と思いながら試しに羽織ると、サイズ感は許容範囲内で大丈夫そう。何より自分の好きな色や文様に出会えたためお買い上げ。ここで買った着物はそこそこ出番が多く、色々な集まりに着ていきました。

 それにしても着物はピンキリとはいえ、それなりの出費になります。たとえ普段着でも、よく考えて購入しなければ、と思うのでありました。

(つづく)

 


~執筆者プロフィール~

竹本 はるみ
茨城県出身、さいたま市在住。人生折り返し地点のIT企業に勤務するワーママ。本当はおうちが大好きなインドア派。
現在、定年後のソフトランディングを見据えて、プライベートで資格取得やサードプレイス作りをしている。
キャリアコンサルタント、育休後シニアアドバイザ、ワーク・ライフバランス認定コンサルタント。趣味はガーデニング、盆栽、読書。特技はTAPDance、着付け。
忙しい毎日にメリハリをつける「自分の時間」をご紹介していきます。

 

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