『ぐるぐるゆるっと子育て@高齢出産』vol.12 晩婚と高齢出産までを振り返って

こんにちは!かもみぃみるです。
連載開始から1年半が過ぎてようやく出産までたどりつきました。
前回のvol.11(上)はこちら

読んでくださった方から、「15年も前のことなのによく覚えてるねー」「自分のことを思い出したよー」など感想をいただいています。

結婚も出産も。そもそも人生ひとそれぞれ。
私の結婚と出産は、急に訪れ、怒涛のようにさまざまなことが起こり、自分の本当に望むこと、自分にできること、それをパートナーや家族の意向とすり合わせること、そして決断の連続でした。
どんな小説や映画とも違う。私にとっては大変で特別なものに思えていましたが、通り過ぎてしまえば多くのなかの一つにしかすぎないのだということがわかります。
それでも渦中にいるときは、
なんで?とか
どうして?とか
なんで私ばかり?とか。
大きな変化とうねりのなかで、時に自分を見失い、心身ともにこわれそうになったこともありました。

なるべくしてなっていることと、理屈では説明のつかない、やってみないとわからなかった事柄や気持ち。見聞きしていた知識や情報では追いつかない現実。自分の性格や価値観。
そんなことを振り返ることで、これからまだまだ続くであろう人生に、新たな希望や展望を見出したいと思っていたところでこのコラムを書く機会をいただきました。

苦しいことやつらいことが多い、苦難の40代でしたが、今思えば私が成長するために必要だったことなのだと思えています。
そしてそんなつらい時期を支えてくれたのはわが子と家族。そして友人たちの存在でした。

私は小学校の高学年くらいから、自己の芽生えと親や世間に植え付けられている価値観や常識とのギャップに苦しんでいるような子どもでした。
小学生の頃は特に読書を好み、ぜんそくで一週間ほど学校を休むときなどは、本を読む力もなく、呼吸ができなくなるので横たわることもできず、積み上げた布団にもたれかかって空を眺め、流れる雲やかわりゆく様をみていました。

そういうとき、自分の時間と、学校にいる友だちたちの同じく等しい時間の流れ方の違いが、異次元の出来事のようにも思えて。現実と空想の世界を行き来するようなところがありました。
そんな私にとって、結婚と出産は目をそらすことのできない現実の嵐が押し寄せるようなものでした。

 

みんな同じ。誰でも経験すること。よくある話。
夫婦関係、子育て、親の問題、介護や看取りに更年期。
そんなあれやこれやについての問題が、同時にいくつも重なって起こってはじめて、晩婚と高齢出産の現実を知ることになりました。

勢いで結婚しちゃったものの、仕事、経済、生活のあれやこれや。お互いの性格や価値観、経験の中で培ったもの。そして両家の親の思いなど、互いのことを知りあう時間などほぼない状態で始まった私たちの結婚生活と子育ては、これまた想像以上にドタバタ悲喜こもごもなものとなっていきます。

親元を離れた見知らぬ土地での子育て。
親の(高齢化ゆえに)物心ともに応援が得られなかったこと。
夫婦の基盤ができる前に育児と介護、看取りが重なったこと。
相棒の仕事が不安定で忙しく、孤育て状態だったこと。
産後、私の体調が思わしくなく、そのまま更年期様の体調となったこと。
働けないジレンマ。
子育ての悩み。

結婚までの価値観を一度全部叩き壊して。
そこから相棒と息子を見つめて寄り添い、ひとつひとつ探りながら歩んできました。
息子は中3。身長は私を超え、思春期を迎えて、早いものでもう自立へのステップを歩み始めています。

出産からの15年。
ようやくここからが子育て期。私のよもやま話は続きます。
自分のことを書きながら、こんな私でもがんばっていますよーと、同世代の皆さまにエールを送ります。
そしてそろそろ私自身の人生にスポットをあてて、息子の巣立ちを楽しみに見守りながら、自分の道を歩んでいきたいと思います。

人生まだまだまんなかあたり。
いろんな経験を糧に。無駄を捨て、大事なものを礎に、これからの人生を健康で楽しみましょう!

新しい年が、皆さまにとって健康で、明るく楽しい年になりますように。

 


<かもみぃみるのプロフィール>
1963年生まれ。41歳で結婚、42歳で出産した一人息子は現在中3。産後は体調を崩すなか、孤育てや介護、看取りも経験しました。音楽と踊りが大好きです。結婚までの、そして結婚後の様々な職歴と学びを活かして、数年前から女性の心身のウェルネスをサポートする講座やレッスンを行っています。「その人らしさを大切に。ゆるめること、ながめること、味わうことでよりよく生きる」を目指しています。

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