アフターファイブは何するの KIMINO回り②着付け教室あるある

みなさん、こんにちは。竹本はるみです。Vol.6では着付けを習うきっかけについて書きました。

今回は、着付け教室と聞くと大体皆さんが不安に思う「着物買わされるかも問題」と、私の「ぞぞぞ~体験」について書いていきます。

 

教室の無料体験講座を経て、着付け教室に正式に入会した私。トータルで確か2年程度在籍しました。
毎回、着付けの写真を撮影し翌週に現像して生徒に渡してくれる面倒見の良いS先生を筆頭に、同じ時間帯に来る仲間達との相性もそこそこ良く、毎週それなりに楽しく教室に通っていました。

着物に関する興味関心も旺盛でした。本屋さんに行っては、着物に関する書籍を購入したり、雑誌の「美しいキモノ」や当時創刊したばかりの「七緒」をワクワクしながら読んでいました。(インプットすればするほど目が肥える)

さて、私の通っていた着付け教室では年に2回、展示会という名の着物の即売会がありました。
何も分からないうちは受け流していましたが、色々わかるようになると興味も湧いてきます。
私はちょっとしたお出かけに着られる物があったらいいなぁと思っていました。先生から「私たちも当日いますので良かったら。」と聞けば、義理半分、興味半分で教室の仲間たちと出かける事にしました。
ちなみに、当時私は成人式の振袖しか持っていなかったので、「払える範囲で、出会いがあれば購入可」「高額着物は買わない」と決めて、教室のメンバー2人を誘って出かける事にしました。(怖いもの見たさと、色々と覚悟を決めて。)

展示会には他の教室の生徒さんも多く来訪しており、なかなかの盛況ぶりです。入口に到着すると「〇〇教室○○先生の生徒さん〇名」とアナウンスが入ります。
この時点で若干ビビるのですが、暫くするとS先生がお出迎えに来てくれました。実はこの着物教室、母体が着物の販売会社なのです。(それは入会前に、この教室を紹介してくれたVol.6に登場するAさん情報で知っていましたので折り込み済みです。)

畳敷きの広い会場に、様々な価格帯の着物や帯、小物がずらりと取り揃えてありました。心の中で、「なるほど~老舗デパートの呉服売り場は、敷居が高いけど、逆にここなら先生に質問は気安く聞ける。でも、何も分からずに来たら大変だ。」と思いました。

S先生は、こちらが気になった着物の説明をしてくれました。ただ、強く購入を勧める事はありませんでした。(この辺りは恐らく先生によると思います)そのうち、他の生徒が来訪した為、S先生は私たちのグループから去っていきました。

暫く3人で会場をうろうろしていると、20代と思しき可愛らしい女性が、振袖を当ててもらっていました。華やかな色調の振袖は、確かにその方に良く似合っていて、「素敵ね~、彼女に良く似合ってるよね~」などと、やや離れた場所から眺めていました。突然、不意に「70万」という金額情報が耳に飛び込んできます。

「70万?!物が良くてもな~・・・私なら買わないかな・・・。」と思っていました。しかし、頬を紅潮させ、明らかに上気したその女性は「清水の舞台から飛び降りる気持ちで、買います!!」と言っていました。(あれま・・・)

その様子を、いつの間にか来ていた別のクラスの先生が一緒に見ていました。その方は教室の責任者で、着姿はとても粋でカッコ良いのですが、逆に近寄りがたく怖い印象の先生です。

次の瞬間、不意に先生が私の耳元で「あの着物、貴方の方がぜっったい似合うわよ。」と低い声で2回囁くのです。

はい、出た~~怖すぎる~~~💧💧💧

耳元って!ぞぞぞ~。(笑)

その場は、冷静を装うふりをして、早々に立ち去ったのは言うまでもありません。

もし、S先生に優しく言われていたら、別の受け止め方をしたかもしれません。しかし、責任者先生は、おそらく営業心。70万円の着物となると、それに見合う格の帯や小物も必要です。若い彼女が、断り切れなくて決めたのではなく、本当に欲しかった着物だった事を祈ります。

 

そんなこんなで上記のようなエピソードがありましたが、展示会での「ぞぞぞ~体験」は幸いにもこの1回だけでした。この後私は、この展示会を手始めに、ネット通販、埼玉の呉服屋さん、東京の呉服屋さんと少しづつ身の丈にあった着物を買い足していくことになります。なぜなら私、親のお下がりでは着丈(縦)も身幅(横)も、まるで合わなかったから。要するに私は少々大きめなのです。ハハハ・・・(苦笑)

(つづく)

 


~執筆者プロフィール~

竹本 はるみ
茨城県出身、さいたま市在住。人生折り返し地点のIT企業に勤務するワーママ。本当はおうちが大好きなインドア派。
現在、定年後のソフトランディングを見据えて、プライベートで資格取得やサードプレイス作りをしている。
キャリアコンサルタント、育休後シニアアドバイザ、ワーク・ライフバランス認定コンサルタント。趣味はガーデニング、盆栽、読書。特技はTAPDance、着付け。
忙しい毎日にメリハリをつける「自分の時間」をご紹介していきます。

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