デコボコ息子ワールド考 7.学校は子どものセーフティネットだと気づく

新型コロナウィルスの蔓延により、2020年3月2日から約3カ月間、小・中学校、高校などに休校措置が取られました。息子の通う地元中学は、6月から分散登校が始まり、夏休みは2週間となり、2学期の今は通常登校になっています。

 

休校措置で「学齢期の子ども達が学校に行けない状態」=「不登校」になり、感じることがたくさんありました。

 

シングル家庭や生活保護の受給家庭では、昼食の用意をすることが金銭的に負担となり、生活が厳しくなったというニュースを目にしたり、自宅待機によるDV件数も増加傾向という報告もでています。

 

休校期間にオンライン授業を行っている自治体や私立学校もあれば、ICT環境が揃わずオンライン授業に踏み切れない自治体、オンライン授業のある自治体にいても、自宅にICT環境がなくて授業が受けられない家庭など、パソコンやタブレットの有無やインターネット環境によってじわじわと学習格差が生まれているのも感じました。

 

学校は、空腹の子が給食でしのぐことができる、勉強を無料で教わることができる、家に帰ると辛い子が安心して自分でいられる場所、それは「子どものセーフティネット」だった!ということに、今回気づきました。

 

となると…・・・小学生時代のほとんどを不登校で過ごした息子ってセーフティネットから、落っこちた子になるのでは?とも思ったのです。
コラム2回目で、小学生不登校息子の居場所が限られていたことを執筆しましたが、セーフティネットからこぼれ落ちた子の居場所は、さらに限られているように感じます。

 

学校が機能しているのが当たり前の社会だった2020年3月2日以前には見えなかった(見ようとしなかった)課題が一気に表に出てきているような気がします。

 

話しは広がりますが、「子どもをとりまく社会」の在り方の見直しが、待ったなしで目の前に突き付けられた、変更をせざるを得ない状況になったとも思います。

 

新型コロナウィルス終息には時間がかかりそうで、恐らくこの状況はまだまだ続いていきそうです。

 

スピード感を持って、学校に変わる新たな子どものセーフティネットを生み出すことが必要ではないのだろうか?と強く思います。

 


フジヤマ燈子
フリーライター&編集者。グルメ&街&ひとの取材記事を手掛ける。子どもの頃から「なぜ?なに?っ子」で、親や大人を質問攻めにしたことは数知れず。大人になった今もその問いは続く。自閉症スペクトラムのゲーム&歴史オタクな息子(2007年生まれ)とサッカー観戦が大好きなみずがめ座の夫と暮らす。音楽&ライブ&本屋・図書館巡りが大好き。ビール党から日本酒党へ移行中。
note:発達デコボコ息子と私

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