デコボコ息子ワールド考 3.

発達障害児との生活は、異文化コミュニケーションだ!

息子と目があえば、口を開けば、言い争いになっていた渦中、
ずっと頭の中で浮かんでいたことは

「何で私の思いが息子には伝わらないんだろう?」でした。

この頃、こんなことが多発していました。

<学校を休んで家にいる時は、宿題などの課題が終わってから+下校時刻を過ぎてからゲームというルールだった頃>

(午後2時前後)
息子「ねえ、ねえ、ゲームやりたい!!」
私「宿題や課題かやることやったの?課題が終わってからゲームだよ。まだ下校時刻前だし」
息子「課題は明日やる!だからゲームやりたい」
私「課題が終わらないとゲームはできないよ。課題が終わって、15時半以降にゲームだよ」
*これを×3回ぐらいすると
「ゲームやりたいのに!!!!わーーーー」
(このあとパニックになって、私に体当たりして、2階の部屋でバンバンドンドン大暴れ。部屋が壊れる寸前)

×3の繰り返しのところがもっともっとしつこい時もあったり、その間ガンガン私を小突いたり、体当たりしたり、耳元で大声をだされる時もあって、私の方が我慢の限界を超えてキレてしまうこともたくさんありました。

今振り返ると、別の方法をとればよかったなあと反省しきりですが、こういったやり取りが毎日続く中で感じたことは

「息子とのやり取りは、異文化コミュニケーションなんだ」ということでした。

そう、大学の授業で大好きだった「異文化コミュニケーション」。
講義の細かい内容はすっかり忘れたけれど、日本語教師の経験がある先生が、日本以外の国の生活や習慣、その中で過ごす時に起こりうることを、豊富な実例を交えて教えてくれたことをふっと頭に浮かんできたのです。

そう、息子は私にとっては文化の違う人。逆に息子から私を見ると同様に私も文化の違う人。

☆そうであれば、分かり合えなくて当然。
☆互いの共通項を探してみよう。
☆息子に分かる方法で尋ねてみよう、話してみよう

私には難なくできることも、デコボコがある息子にとって「?」が頭にたくさん浮かんで、納得できないと、そこから一歩も先に進めない。だから「わからない」「困った」を体いっぱいで表す大暴れの形になるという「型」が見えてからは、両者押したり引いたりの修羅場は、かなり減りました。

時折「今日は地雷踏んだな」という感じになったら「私が息子に通じないことを聞いたかも」と思ったり、「伝え方がイマイチだったのかな」と伝え方を変えたり、しばらく時間をおいてから話したり、筆談したりをしています。

トラブルに対する手数が増えて、デコボコ異文化も少しずつ私の中になじんできました。

 


フジヤマ燈子
フリーライター&編集者。グルメ&街&ひとの取材記事を手掛ける。子どもの頃から「なぜ?なに?っ子」で、親や大人を質問攻めにしたことは数知れず。大人になった今もその問いは続く。自閉症スペクトラムのゲーム&歴史オタクな息子(2007年生まれ)とサッカー観戦が大好きなみずがめ座の夫と暮らす。音楽&ライブ&本屋・図書館巡りが大好き。ビール党から日本酒党へ移行中。
note:発達デコボコ息子と私

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