知りたい:あの「10万円」で懸賞論文設立!野毛坂グローカル[6/30締切]

知りたい:あの「10万円」で懸賞論文設立!野毛坂グローカル[6/30締切]

新型コロナウイルス対策「特別定額給付金」について、申請方法や支給の単位が物議を醸しているが「受け取ったらどう使うか」はあまり話題にならない。その「10万円」をもとに、横浜市に拠点をおくNGO野毛坂グローカルは、このたび若者向けの懸賞論文を設立した。締切は今月30日。(古川晶子)


「特別定額給付金10万円還元プロジェクト」として募集される小論文のテーマは、SDGsの基本精神「誰一人取り残さない」について。同団体のセミナー動画を視聴し、500~2000字で日本語の感想文を送って応募するものだ。

野毛坂グローカルは「途上国・日本の地域の学びあいによる共生コミュニティづくり」を目指すNGO。去る5月1日にオンラインイベント「新型コロナで取り残されそうな人」を実施した。今回募集する小論文では、このセミナー動画と関連記事をもとに「誰一人取り残さない社会」について思うこと、自分自身が心がけることなどを書くよう求める。審査は野毛坂グローカル理事会で行われる。

募集対象は、応募時点で25歳以下の学生(または進学準備中)。賞金は入賞2万円 (3名)、奨励賞5千円(8名)を予定している。応募人数が多い場合は、奨励賞を追加する可能性もある。「財源は特別定額給付金10万円を活用」と野毛坂グローカル代表の奥井利幸さん。ご自身はまんなか世代だ。

新型コロナウイルス感染で、これまで表面化していなかった問題がいろいろとあぶり出されている感がある。大学生の経済格差はその一つだ。経済が好調だった頃に育ったまんなか世代として、次世代のために何ができるか、は、常に考えるべき重要な課題といえる。

論文のテーマである「誰一人取り残さない」について、奥井さんは「享受できる社会経済活動の選択肢から、誰もが排除されないということです。社会経済活動といえば、学校で学ぶ、十分な食事をとるというものだけではなく、スポーツをする、遊びに行くなど様々な活動があります」という。

その渦中にある若者たちに、この問題に気づき、考察する機会を提供するために、奥井さんは「10万円」を活用する。若者たちにとっては、賞金とともに、小論文を書くために映像と記事に触れ、自分達を取り巻く社会が目指すべきこと、現在の矛盾に気づき考察を深めることが非常に大きい意味を持つ。そこで開いた目、深めた考察は、「10万円」と違い、使っても減らないどころかどんどん増えていく財産となるだろう。若者はチャレンジしてほしいし、まんなか世代は注目してほしい。


特別定額給付金10万円還元プロジェクト(野毛坂グローカル公式サイト)
学生対象:SDGs「誰一人取り残さない」について 2万円x3名,5千円x 8名!! 締め切り 2020年6月30日

オンラインイベント「新型コロナで取り残されそうな人」(野毛坂グローカルYouTubeチャンネル)

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