あんずの居場所探訪3号

「#おやすみシアター」

-ステイホームは突然に!-
新型コロナウィルスによって、息子の小学校も春休みを待たず休校。
連日テレビでは、感染者数がカウントされ、感染のリスクの増加、見えない恐怖が日常を覆いつくしました。心の準備もままならぬままステイホームが始まりました。
さいたま市の公共施設も利用中止となり公民館・図書館も使えない状態となり、毎週末劇団の稽古をしていた「密」な劇団が、三密を避けるためにステイホーム。創作活動もできずじっと家にいる、寂しいような、うれしいような、静かな家族だけの日々。
減っていくマスクにハラハラ、いつ自分がゾンビになってしまうのかとハラハラドキドキの毎日。
ピコ太郎の動画を見ながら手を洗う。

-気づいたら家族三人-
とーさん、かーさん、息子の三人。
今までは、朝起きて、急いで朝ごはんを食べ、子供を小学校に行かせ、自分も都内へ出勤。帰ってきても、夕飯を食べ、バタバタと寝る時間までを過ごしていました。いつもどこか急いでいて、ガッツリ子供と向き合うことが出来ていませんでした。というか、コロナで子供と過ごすようになってそのことを気づきました。あちゃ~。

ステイホームでは家族三人で花火をやったり、家族三人で怖い話を聞いて寝れなくなったり、家族三人でご飯の用意をしたり、とにかく家族三人で大事な時間を過ごす、やり過ごす。

-あんずさん、なにか劇団で表現やらないの?-
という投げかけを頂く。「いえ、なかなか・・・」と、ちゃんとした答えが出来ないままでしたが、この問いをしてくれた新井英夫先生!(めっちゃ素敵な体奏家)はZOOMやYOUTUBEなどで果敢なる表現の挑戦しており、そのお姿に刺激を受け、「こんな状況で一私は一体何ができるだろうか」「劇団ならではの表現っていったい何だろうか」と考えました。
私の周りには家族三人、でもまてよ、家族全員が劇団員という稀な(笑)家庭、
これは家族三人でやる表現をやればいいじゃな~い。

-おやすみシアターの誕生-
息子も昼間は元気だけれど、寝るときはちょっと不安そう。一生懸命恐怖を我慢してるんだな。
何かと不安な日常ですが、せめて寝るときは親も子供も心が解けるようなひと時にしたいな。
寝るときに聞いた読み聞かせがいいかな~、寝落ちするもよし、何度でも聞き直せるような物語を。
私たちにできる表現 「声」 で、物語を読んで届けよう。寝室を劇場にしよう。ってな思い付きで
「おやすみシアター」と名付けました。

劇団サードクォーターによる、お休み前のひと時、物語の世界へ
FB「ライブ配信」機能を使って、寝る前のひと時、コドモもオトナもホッとするような
読み聞かせ動画配信を手探りで開始しました。

・とーさん(読み手)
・むすこ(タイトル読み手)
・かーさんの私(企画・昔話選別・セッティング諸々・プロデューサー)

特に宣伝もせずFBでのライブ配信を始めた「#おやすみシアター」でしたが、ライブが終わった時にコメントに「パチパチ」とコメントを頂きました。届いてる!そんな初回でした。

■観客からの感想
・お父さんが中国に単身赴任中。母子で煮詰まっている状況ですが寝る前に聞くおやすみシアターでホッとします。(40代女性)

・自分の子供のころを父や母に本を読んでくれたことを思い出し、愛されていたことを思い出します(50代女性)

・九時半ごろになると、中学生の息子が楽しみにしてライブ配信を聞いています(50代女性)

ほぼ日でライブ配信を始め、再生回数が三桁になっていることに気づき、必要な人がいるのかもと、実感が湧いてきました。まずは30本の動画配信しライブラリーにしていきたいと思っております。

-居場所はここにある!-
まだまだ渦中ですが、その中で自分たちの表現を見つけました。
会ったことのない観客からの「いいね」マークでつながりを感じたり、
ほぼ日夜9時半にライブ配信をすると、いつもLIVEを見てくれている方がいることが分かります。
居場所は場所じゃなくても作れるんだ!という新たな発見がありました。


コロちゃんは、絶望も運んでくるけれど、居場所も運んでくるんだね。
#おやすみシアター ぜひ一度お聞きに来てください。

劇団サードクォーターによる、お休み前のひと時、物語の世界へ

Youtube でも配信中!


聡美杏まんなかタイムス〜執筆者プロフィール〜
聡美 杏(さとみ あんず)
さいたま市在住、蠍座、O型、HSP、3人家族(小学生の息子)趣味は映画鑑賞(特にゾンビ映画は大好物)
旅先で必ず道を聞かれるという地元密着の得意技?をもつ丸顔です。一度見ただけで好きになってくれる率90%。その実態は、商社勤務しながら、劇団運営をしワークショップデザイナーと育休後カフェファリシテーターの顔を持つパツパツママ。小さい頃から生きづらさを感じ、心地よい居場所を探す旅を続けています。

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