ぐるぐるゆるっと子育て@高齢出産』vol.6(下)

自粛生活に寄せて②~休校になった息子と~(下)

 

こんにちは!かもみぃみるです。
今回も自伝的なお話はお休みして、自粛生活に寄せて、2月末に突然休校になった息子とのことについて書いています。
→vol.6(上)はコチラ

3月。はじめのひと月は時々友だちに会うことができ、春休みが前倒しに始まってラッキーという感じでした。親子で過ごす時間が長くなって、共に行動することや会話が増えたことを喜んでいる様子でした。

 

4月。2か月目にはいって、新しい学年が始まらないことや、新型コロナウイルスの感染が拡大していくニュースを見ながら、だんだん不安になっていきました。
毎年春に行われている体育祭はどうなるんだろう。仕上げの年の3年生たちは、学総体やコンクールのことも気になります。始業式と入学式がG.W.あけに延期となったため、1日だけ登校して新たしいクラスメートと担任の先生に会い、教科書をもらって帰ってきました。

5月。G.W.に向けてコロナに関する緊迫した情報が増えて、慎重な息子はすっかり家にこもりがちになりました。学総体やコンクール中止の連絡も入ってきました。運動不足と精神的なストレスを軽減したくて、一緒に花の苗を見に郊外のお店へ自転車で出かけたり、庭で草花の手入れを手伝ってもらったり。家事の中でできることを手伝ってもらったり、人気のない公園へ出かけて身体を動かしたり。リビングでは椅子ではなくバランスボールに座って過ごしています。

都内や私立などは早々にオンラインで授業を実施しているという話を聞き、埼玉県内でもさいたま市からオンラインでの発信が始まっていくなかで、受験に向けた焦りや、地域や家庭の状況によって生まれてくる差や学校再開後に起きてくるであろう問題とどう向き合っていくのか、私の不安も増しています。

休校になった当初は、学校も塾も習い事もなんにもない毎日。
一番気になったのは、自分で計画したことを実行することと、計画通りにいかないときに修正してやり遂げることができないのです。言われたことしかできない人になっちゃってる・・・。

我が家では「勉強しなさい」と言ったことはありません。「やるべきことさえこなせていれば、時間の長さややり方はなんでもいいよ」となるべく任せるようにしてきました。
学校に通い、リズムがあり、ルーチンがあったときは「できている」のだと思っていたのですが、実のところは全くだめだめ。愕然としました。
鼻先に角砂糖か人参をぶら下げられて走る馬を思い浮かべました。まずいなぁ。

話すだけでは、反発することはあっても理解や改善は望めそうもない思春期くん。そこで勉強のことは置いておいて、引っ越しの準備を一緒にしてもらうことにしました。
間取りの相談。
息子の部屋の計画。
電気工事やさんや建具屋さんの立ち合い。
棚や小物のDIY。
庭の整地、除草シートの設置。
などなど。
時間や予算など、物理的に限られた条件のなかで、一番自分にとって望ましい結果を得るにはどうすればいいのか。ひとつひとつ大切なポイントを伝えて、やっていきました。

最初はもどかしくて私がもがもがイライラしていましたが、3週間もすると、何も言わなくても動けるようになっていました。
そうです!息子は不器用だけど、やればできる子だった。
そして息子が言いました。
「おかあさん、学校は必要なんだけど、それだけじゃだめだ。僕はだめだった」と。

学習や知識は大切です。だけどいつのまにか頭でっかちになってしまっていて、得たものを活かす術を知らなかったことに気づいた息子。
「こんなに長く一緒にいるのは幼稚園に通い始める前ぶりだけど、今、一緒に過ごせてよかったね」

思春期の心や体にまつわる悩みもちらほら出てきています。
親からすると答えに困ることや、無かったことにしたいようなときもあるけれど、今向き合えたことに感謝して、踏ん張ろうと思います。

長くなったお休みを無駄にせず、先生や友だちと共に新たな時代へ。
いざ、息子よ、自分らしさを損なわずに、ひるまずに歩もう!
フットワークの重くなった私も、次へのステップを歩もうと思います。

 


<かもみぃみるのプロフィール>
1963年生まれ。41歳で結婚、42歳で出産した一人息子は現在中3。産後は体調を崩すなか、孤育てや介護、看取りも経験しました。音楽と踊りが大好きです。結婚までの、そして結婚後の様々な職歴と学びを活かして、数年前から女性の心身のウェルネスをサポートする講座やレッスンを行っています。「その人らしさを大切に。ゆるめること、ながめること、味わうことでよりよく生きる」を目指しています。

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