まろんと行く散歩道 vol.1

「まろんと行く散歩道」vol.1

まんなか世代になって、犬を飼った。
ずっと以前から子どもたちにせがまれていたが、転勤族の社宅住まいでは無理。
でも、空の巣症候群やら更年期やらに襲われて、犬を飼う事になった。
愛犬まろんと一緒に歩むコラムに、どうぞお付き合いください。

〜歩く〜

さて、今日はどの道を行こうか・・・自分で決める。
いつも行く道は想像がつくから安心。
初めての道はちょっとドキドキ。
よく吠える怖い犬がいるかもしれない。
工事中で行き止まりもあるかもしれない。
そんな「困ったこと」に出くわした時、さてどうしよう。

人生に起きることは、たいてい自分の想像を超えていた。
親との確執、流産、転勤、子どもの反抗期、夫との譲れない戦い、義理家族と付き合い、体調の変化、介護・・・
そして突然の「死」と向き合うこともあった。
私に起きるのはこれくらいのことだろうと思っていた範囲を軽々と超えてきた。

でも、その道を選んだのは自分。
「選んだ道で起きたことなら、とことん向き合ってやろうじゃない!」と思って生きてきた。
その先に何があるかなんて、誰にもわからない。
だから起きた時に考えればいい。
自分で選んだ道だから、きっと解決策を見つけられるはず。
落ち着いて考えたら応用力も身についていた。
人生100年時代のまんなかあたり。私たちは気づかないうちにいろんな力を付けてがんばって生きてきたんだ。

ただ一人じゃ無理なこともたくさんある。
そんな時は誰かに相談すればいいのだけれど、じつは相談できる相手がいないのがまんなか世代。
なかなか人に言えないのがまんなか世代。
まんなか世代特有の、妙なプライドと見栄が邪魔をする。

そんなバタバタしているまんなか世代の皆さんと一緒に、この「まろんと行く散歩道」で自分の中の隠れた強さを再確認しようと思う。
近くの文字が見えづらくなってきたこと、思い出せなくなってきたこと、痛むところが増えてきたことに、ちょっとだけ抗いつつ「まっ、いいか」と大手を振って道を歩くために。

さぁ、ここからどんな道を歩きましょうか。(細田恭子

 

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