ぐるぐるゆるっと子育て@高齢出産 vol.3

おどろきの妊娠と結婚式に向けて

こんにちは!かもみぃみるです。
ここのところ関東近県では地震が相次ぎ、「いよいよ東京直下の大地震か?!」とも言われています。いつきてもおかしくない。けれどもいつくるかはわからない。ある情報番組では、「防災意識を高めたくても、高い緊張状態を継続することは難しいので、日々の食糧等のストックとからめ、理想は家族の1週間分、最低でも3日分の食糧と水を備蓄しましょう」と言っていました。
地震だけではなく、さまざまな予測のつかない出来事や変化にさらされている私たち。日々、少しずつでも自分たちの暮らしや健康を俯瞰することを忘れず、ストレスやダメージの軽減を心がけたいものです。

さてさて前回は出会いから1か月半で入籍、それから2週間ほどで体調に変化を感じて産婦人科を受診したところまでお話しました。
→前回の『ぐるぐるゆるっと子育て@高齢出産』vol.2はこちら。

当時41才だった私。結婚の約束をしたときに相棒に訊ねました。
「子どもはできればほしいけれど、私の年齢だと難しいかもしれません。子どもに恵まれなくてもいいですか?」と。
すると相棒は言いました。
「やって来てくれればそれでよし。もし恵まれなくてもそれはそれでふたりで仲良くやっていけばよいと思いますよ」

元々子どもが大好きだった私。自分のことに追われていて恋愛や結婚とは全く無縁のうちに時が過ぎ。わが子が抱けるのならばどんなにいいかと思うものの、30代前半で学んでいたこともあり、40を過ぎての妊娠、出産がいかに難しいかを理解していました。
妊娠に大きく関係している女性ホルモンの分泌は40~42歳を境に一気に減少します。加齢とともにだんだん減るのではなく、一気にドーンと。
高齢妊娠率の低さとリスクなどについては追々妊婦生活の経過と共にお伝えできればと思います。

出会ってから2か月とちょっと、会ったのは5、6回。遠距離だったし、入籍はしたものの、そんな中での妊娠はまさに青天の霹靂でした。

初診では「妊娠を確定判定するには早すぎる」ということで、2週間待って再受診。胎児心拍動を確認して妊娠との診断を受けました。
うれしい気持ちと、2週間前の義母の言葉を思い出し、なんとも複雑な思いでしたが、宿ってくれた命を何よりも大切に育もうと覚悟を決めました。
結婚式が2週間後に迫っていました。

結婚式は、京都市内の教会に併設されていたフレンチレストランを予定していました。
フレンチレストランの他に別棟に知的障がい者のために福祉ホームも併設されており、私はそこで2年間、世話人として働いていたことがあったからです。

10年間の東京暮らしをやめて帰省し、祖母をホスピスで看取り、あらためて仕事を探すことになったとき、ホスピスでの経験と以前から障がい者福祉にも興味があったので、福祉の世界に飛び込もう!と心に決めました。
人の、心身両面からホリスティックにサポートができるようになりたいと思っていた私には福祉的なアプローチも欠かせないもののように思えたからです。これまで同様、実践あるのみ!

京都の大きな福祉法人の扉をたたきました。ちょうど新しい形の福祉ホーム世話人を探していたところで、異業種からの変わり種である私に興味をもっていただいて、働きながら学ぶという願ってもない機会を得ることができました。

その福祉ホームには福祉工場や作業所で働いている30代~60代の男女7名が共同生活を送っており、私はそこの世話人として生活自立支援を行っていました。
昼間は社会福祉専門職の養成・教育や相談援助について学べるセンターでソーシャルワーク、カウンセリング、治療教育(療育)などを学び、授産所の指導員補助も体験しました。
時折保護者が泊まりに来てくださり、様々なお気持ちやお話をお聞かせくださいました。障がいを持ったわが子への思い。親自身の思い。障がいがあったことで感じたこと、苦労したこと。
みなが共通しておっしゃったのは「この子を残して死ねない」と。
自立をサポートしながら、親御さんの代わりになどなれないことがわかるだけに胸に迫るものがありました。
当時は幼かった障がいのある甥っ子と妹のこともありつつ、学びとホームでの暮らしを重ねながら、いつしか住人たちが家族のように感じられ、生涯独身かもしれないと思っていた当時の私は、彼らとともに健常者と障がい者の垣根のない、共存、共住できる場で生涯をともにする未来を描いていました。

そんな私が結婚して母親になる・・・。
恋や結婚、母親になることに憧れを抱きながら、生活自立もままならないホームの仲間たちのことを思い、今の、これからの自分がどうありたいのかを自問しながら、晴れの日に彼らにも共にその場にいて共有してほしいと思いました。
ふたりの実家の間をとって名古屋あたりも候補にあがったのですが、私の父ががん闘病中の身で遠出ができないこともあって、このフレンチレストランで親族だけを招いた手づくり結婚式をすることになりました。

次回は年をまたいでいよいよ結婚式。
皆さま、お健やかで明るい新年をお迎えください。


<かもみぃみるのプロフィール>
1963年生まれ。41歳で結婚、42歳で出産した一人息子は現在中2。産後は体調を崩すなか、孤育てや介護、看取りも経験しました。音楽と踊りが大好きです。結婚までの、そして結婚後の様々な職歴と学びを活かして、数年前から女性の心身のウェルネスをサポートする講座やレッスンを行っています。「その人らしさを大切に。ゆるめること、ながめること、味わうことでよりよく生きる」を目指しています。