ぐるぐるゆるっと子育て@高齢出産 vol.2

寿退職そして結婚式の前に?!

こんにちは!かもみぃみるです。
しばらくご無沙汰いたしました。14年前のあれこれを振り返っていたら、何を、どう、お伝えすればよいものやらと少々混乱しておりました。
また、9月以降の雨や台風などで被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。これまで訪れた場所もいくつか被害が大きく、家族が帰宅困難になったこともありました。お年寄りやお病気の方、小さなお子さんを抱えた女性方には、一層心身ともへのご負担が大きいことと思います。一日も早く、安心して暮らせる日々が戻りますよう。
私たちの身体は、自分では気がつかないところでも環境から大きな影響を受けています。何事もなかった地域にお住まいの方にも、感じる、感じないにかかわらず、ストレスはかかっていて、大小ざさまざまな体調の変化や不調を感じた方が多くいらっしゃったことと思います。自分の心身にも、地球の環境にも意識を向けて、皆さまに健やかな日々が多くありますように。

さてさて前回は出会いから1カ月半で入籍したところまでお話しました。
前回の『ぐるぐるゆるっと子育て@高齢出産』vol.1(下)はこちら。

入籍した当時、私は大阪の会社で働いていました。派遣契約であったこともあり、ひと月前という規定ぎりぎりに申し出て6月末で退職。急な申し出にも関わらず祝福とともに送り出していただきました。
寿退職!私が社会に出たころは男女雇用均等法が施行されて間もない頃でしたが、『女はクリスマスケーキ(25を過ぎると売れない)にならない間に結婚して子供を産んで専業主婦になる』というのが規定路線で、『肩たたき』とも言われた、そういう風潮に男女差別を感じて不快だったし、一生自立して働いていきたいと考えていたので、自分が寿退職することは夢にも思いませんでした。

7月に入って、具体的な結婚式や同居に向けての準備を始めたのですが、退職から数日も経たないうちに、これまでにない感覚が体に感じられました。
「まさか?」と思いましたが、先に結婚して男の子ふたりを産んでいた妹に付き添ってもらって京都市内の産婦人科を受診。
「妊娠2週あたりですね。今はまだ早すぎるので、もう少し様子を見てもらって2週間後に再受診してください」

えーーーーーーー!それはもう驚くなんてものではありません。いろいろなことを考えただろうし感じていたと思うのですが、何よりもうれしくて涙がこぼれました。
幼い頃のたわいのない夢のひとつに、『24才で自分と同じ干支、同じ星座の女の子を産む』というのがありましたっけ。小さい子供が大好きで、妹や従妹弟たち、近所の子どもたち。たくさん遊んでいました。
年齢を重ねていくなかで、いつの間にかそんな夢はどこかへ押しひそめられ、気がつくと結婚も出産もあきらめていました。
甥っ子たちのことは、得られないわが子の身代わりのようで、愛おしく、その成長ぶりに幸せをもらってきました。
前職だった、知的障がい者のための自立支援を目的とした福祉ホームの世話人として2年間勤務していたときは、結婚も出産ものぞめない入居者の方たちと家族のような時間を重ねながら、「私もこのまま結婚しなければ、彼らと家族のように、共に暮らしていけたらいいな」と思ったこともありました。
そんな自分が、40過ぎてたったの数カ月で入籍して妊娠!!!
誰よりもきっと私自身が信じられませんでした。

とるものもとりあえず相棒に連絡。驚きのあまり冗談なのか真実なのかかなり戸惑ったそうです。
それからそれから。相棒のお母さまに電話しました。待ち望まれていただろう長男の子(内孫)。
「もしもし、こんにちは。先ほど産婦人科を受診してきました。妊娠2週間くらいで、1か月頃にもう一度受診します」
高揚した気持ちで浮かれていました。
「・・・・・・。そうですか。だけどあなたのお年を考えると簡単には喜べるものでもありませんしね。うちの人は心臓に持病もあることだし、もしものときのショックを考えるとこのお話は伝えられませんね」
想像を超えて、電話のお母さまの声は暗く静かに重たいものでした。

私の年齢。
入籍して間もないこと。
予定している結婚式は一か月後。
できちゃった婚ではないけれど誤解を招くようなタイミング。
義父の病気と価値観。
義母の嫉妬も?

ああー、いい年をして、自分はなんて浅はかなのか。はしゃいでいた気持ちがぺっちゃんこになりました。今から思えばこのタイミングで電話した私の判断ミスなのですが、当時はただ、誰よりも先にご報告することを喜んでもらえると信じて嬉々として伝えてしまいました。

この時の不安な気持ちと違和感が、これから起きる、さまざまな出来事の前兆だったのかもしれません。

悲しい気持ちもありながら、お腹のなかにぽっと灯りがともったように赤ちゃんの存在が感じられ、明るい気持ちではぐくもうと自分を励ましながら、結婚式と引っ越しに向けての準備を重ねていきました。

 


<かもみぃみるのプロフィール>
1963年生まれ。41歳で結婚、42歳で出産した一人息子は現在中2。産後は体調を崩すなか、孤育てや介護、看取りも経験しました。音楽と踊りが大好きです。結婚までの、そして結婚後の様々な職歴と学びを活かして、数年前から女性の心身のウェルネスをサポートする講座やレッスンを行っています。「その人らしさを大切に。ゆるめること、ながめること、味わうことでよりよく生きる」を目指しています。

 

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