あんずの居場所探訪2号

あんずの居場所探訪2号「森のようちえん ちいろば@長野県」

素敵な居場所を作っている人を探訪、やっぱりその人もステキな人なのだ。

3月末に、劇団員のぐちから、「私の友人が長野で自然のなかで園児を育てる幼稚園をやってましてね、素敵な集いがあるだけれど行きません?鎌倉なんですけど」のお誘い。
「0~100歳までのみんなの居場所 コミュニティを作ろう」 鎌倉のカフェでご飯付!
#鎌倉 #居場所 #コミュニティ #幼稚園 #自然 #鎌倉野菜 #ごはん
この#で行かない理由はないでしょう!ということで、さっそく 鎌倉へGO!

鎌倉駅西口の駅近 素朴な外観木のぬくもりを感じる佇まい、アジアンの創作料理を出してくれる「ソンベカフェ」。この素敵な場所でどんなお話が聞けるのかワクワクです。(http://song-be-cafe.com/

森のようちえん ちいろば 代表の 内保 亘(愛称 わたにぃ~)さん
千葉・流山市出身。中央大学大学院ドイツ文学専攻、児童文学研究。幼稚園教論2種・保育士・ネイチャーゲームリーダー、平成24年9月、「森のようちえんちいろば」をスタート。(https://chiirobayachiho.wixsite.com/home

ほっとする優しい空気に包まれた賢者のような仙人の様な方です。仙人と言ってもまだ三十代半ば。劇団員のぐちの出会いは、15年ほど前に合宿免許のメンバーだったということ。そんな縁で鎌倉までつながるとは面白い。

わたにぃ~は、千葉でサラリーマンでした。7年前に保育士の資格を生かし子供を預かりながら、親御さんがほっとできる保育カフェを作ろうと移住を決意、家族で移住をしたものの、なんと受け入れ先にカフェNGという洗礼をうけてしまったそうです。途方に暮れていたところに、保護者の方から子供を預かって欲しいとの要望があり、なんとなく始まった子供保育。たった4人の子供たちの保育園。自分の貯金を切り崩しながらも自然と共に子どもたちと遊ぶ場所になった。今では26名の子供たちが通う場所に育っている。

しかし今、「森のようちえん ちいろば」はある選択に迫られているという。
2019年10月から幼児教育・保育無償化が始まる。いいことのように聞こえるのですが、実は助成金を受けられる人と施設には制限が設けられている。
共働きであること、園舎があること、など。ということは、この「ちいろば」も選択をせまられているという事なのです。
①このままほぼ自力運営で継続する。
②認可幼稚園になるために園舎を作る。
③廃業
森のようちえんやシュタイナー教育やモンテッソーリ教育を行っている場所なども同様の選択に迫られているという。わたにぃ~はある選択をします。でも、普通の選択じゃないところが、今回の集まりに繋がるのです。

卒園児の戻りたい場所を作りたい。なら、村を作っちゃおう!
今の保育は安全面を重視するあまりルールで縛りカメラでの監視、地域と隔離し子供の姿はますます見えなくなっている。
「ちいろば」卒園していった子供たちが、「小学校はつまらない、ちいろばに戻りたい」と。

でも、戻る方法としたら保育士になって戻ってくるしかないなら、それはつまらないなと。
みんな「ケーキ屋になりたい」「パン屋になりたい」という夢を持っている。
「ちいろば」が大切にしたい理念「0歳から100歳まで年齢問わずたくさんの経験・体験を通して生涯学ぶ所を作りたい」そのために、大きな村を作ろう。


長野県南佐久郡のとある場所1400坪(ちなみにムーミンのテーマパークは1000坪)
そこに自分たちの村を作るというのです。
結構びっくりなんですけど~、私の学童作りたい夢の比じゃない。変態偏差値たかすぎくん!

一緒に夢を共有する仲間を村民と見たててアイディア出し
今日は、村を作るにあたり、先立って今日来てくれた人を村民としてとらえ、村民会議を開こうというのです。どんな村にしたいのか、どんな可能性があるのか、みんなで話し合おう!
わたにぃ~の呼びかけに、前のめりになってしまう自分がいました。
そこから10数人の参加者と共に、村の可能性を話し合いました。
ビールを作ろう!お蚕を飼って織物をしよう!お葬式を考えよう!アイディアがたくさんたくさんあふれ出てきます。

その行動、活動、バイタリティーの原動力はどこからくるのか?聞いてみました。
①自分の故郷探し:僕の子ども時代の遊び場は既に開発で失われ、親が家を買い引っ越した先は横にドブ川と、電車が走る場所だった。幼心に、そんな場所に故郷を感じられなくて、僕の心が戻れる場所を見つけたいという想いでこれまで生きてきた。

②年齢で区切っていく教育にあり方、またサービスチックな教育のあり方ここに大きな疑問がある。
せっかくそれぞれの人生で出逢ったのに、幼児期は幼児期、学童期は学童期、期を経ると同時に、みんな「進級」の名の下に過去をのこぎりで切り落として人生を進んでいる気がする。
でも本当に大切なものは自分が自分をさらけ出すことを許された、ありのまま生きて良かった子ども時代にあって、そこに人生の中で立ちもどれる場が一人一人にあったなら、もっとみんなの生きる力は高まると信じているんです。僕は失われた故郷に形として帰ることもできないし、そこに馴染みのだれかがいるわけでもない。でもちいろばのたちはいつ帰ってきても良い。
それはつまり、僕が関わった/出逢った一人ひとりとずっと繋がっていたいという、僕なりの人間心がそういっているのだと思います。

③立ちもどれる場は、僕1人ではつくることができない。い続ける人、つなぐ人、応援し続けてくれる人、関わる人みんなの愛があって初めて持続可能なんです。故郷は1人ではつくれない。
関わるみんなのストーリーがあってはじめて故郷。人がいるから戻りたい、そんな場所をずっと思い描いているんです。

まとめ 戻りたい場所になる!
分断/排除/選別による効率を優先していく社会に何があるのかな~って、「ふるさと」づくりに皆を巻き込むわたにぃ~。実現化のために、体なげうつ姿に、みんな共感し心動かされているんだな。
私の理想の居場所づくりの種を一つ見つけました。わたにぃ~とその仲間たちとこれからも、つながり続けたいと思います。
この村づくりの話し合いは、今後もいろんな場所で開かれる予定です。ぜひ、わたにぃの人柄に触れて一緒に村人になってみませんか?今後は村の立ち上げのためのクラウドファンディングを予定しているそうです。
要チェック!https://www.facebook.com/Waldkindergarten.Chiiroba/


聡美杏まんなかタイムス〜執筆者プロフィール〜
聡美 杏(さとみ あんず)
さいたま市在住、蠍座、O型、HSP、3人家族(小学生の息子)
趣味は映画鑑賞(特にゾンビ映画は大好物)
旅先で必ず道を聞かれるという地元密着の得意技?をもつ丸顔です。
一度見ただけで好きになってくれる率90%。その実態は、商社勤務しながら、劇団運営をしワークショップデザイナーと育休後カフェファリシテーターの顔を持つパツパツママ。
小さい頃から生きづらさを感じ、心地よい居場所を探す旅を続けています。

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