WEBで署名募集:あいトリ「平和の碑」展示再開求め 学生など有志グループ呼びかけ 9月7日まで受付

あいトリ「平和の碑」展示再開求める署名 学生など有志グループ呼びかけ 9月7日まで受付

(画像提供:森下綾香氏)

現在、愛知県豊田市と名古屋市で国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が開催されている(10月14日まで)。その企画展『表現の不自由展・その後』(名古屋市内)が、開始3日で中止された。各地で疑問や抗議の声が出ているなか、首都圏でも学生や研究者による「あいトリ《平和の碑》撤去に反対する有志グループ」が立ち上がった。展示の再開を求めて現地を訪問し、現在はWEB上で賛同の署名を募っている。9月7日まで受け付け、集約した署名とコメントを携えて名古屋市を訪問し、再開を訴える意向。

『表現の不自由展・その後』は、日本軍性奴隷制度・戦時性暴力(別称「慰安婦」)問題や天皇制などをテーマにし、公共の場所で、検閲・撤去された作品を集めて展示するもの。過去の出来事を風化させず、現在において思索し対話する機会を提供する企画である。過ちを繰り返さずに未来を作っていく手がかりとなる、重要な取り組みだ。

「あいトリ《平和の碑》撤去に反対する有志グループ」は、展示中止は「表現の自由」を阻害するだけでなく「日本軍性奴隷制度・戦時性暴力(別称「慰安婦」)被害者の心をも踏みにじる」として、展示の再開を求めている。また、中止の原因となった一部の政治家・著名人・一般市民による圧力や脅迫への対応について、名古屋市と愛知県は「助長するのではなく、毅然と対応し表現の自由を守る義務を負っているはず」とも指摘する。

この出来事を、一部の芸術家や表現者、あるいは特定の主義主張を持つ人だけに影響すると考える人もいるかもしれない。しかし、このような思索や対話の機会を奪う行いは、すでに各地で何度もされていて、いずれ、どんな人も無関係ではいられなくなる勢いだ。過去から学ぶ手がかりは、このままではどんどん見えなくなってしまう。声を挙げること、声を挙げる人を応援することは、今やらなければ間に合わない。

あいトリ《平和の碑》撤去に反対する有志グループ(公式ブログ)

賛同の署名フォーム(あいトリ署名)