あんずの居場所探訪 1号

あんずの居場所探訪 1号

一あんずの居場所探訪 はじまるよ!

さいたま市で劇団を主宰しています聡美杏(サトミアンズ)と申します。
自己紹介はプロフィールをご覧いただくとしてカッツアイ!

小学校三年生の男子をもつ母親であります。
突然ですが、日常の風景の中に親子連れへの配慮のなさって転がってますよね。
例えば、交通機関のベビーカーを拒否するような構造。とにかくホームのエレベーターの場所がすんごい遠い。
細かい段差がある。多目的トイレが見つからない。
まだまだ、あれこれありますが、これだけで何号にもわたりそうなのでまた別の機会にとっておくことにします。
さて、あんずの居場所探訪第1号は、親子の居場所にまつわるお話をひとつ。

一都内に観劇に行ってコテンパンにされた話

息子が4歳の頃の話。魔法のじゅうたんが出てくるミュージカルを観に行きました。
電車を乗り継いで一時間、駅からさらに歩き、やっとこ劇場に。
高額な席、海外物のミュージカル、いいものを子供に見せられるぞ!とかーさんは満足げでした。

しかーーーし、息子は大人の席に目線が合わずにぴょんぴょんと席で跳ねた。

すると後ろから「すみません、見えないんですけど」と叱られる。かーさん、すみません。。。
子供が、「あれってなーに?」とお話の内容を聞かれて説明していると、また後ろから「あの、うるさいんですけど」と叱られる。かーさん、すみませんパート2。。。
見かねて劇場の人から「お子様向けの別部屋があるのでいかがですか?」と言われましたが、「せっかく生で観ているので」断ると、今度は子供の集中力が続かず、劇場を出たいと騒ぎ始める。
劇場の人が「別部屋があるので!」とほぼ強制的に別部屋に。かーさん、すんませんパート3。。。
その別部屋は完全なる防音設備のある部屋。ガラス張りで、声はマイクで入ってくるものの。。。。
えーつテレビ観てるみたい。臨場感も何も感じられない。スクリーンで芝居を見ているような感じ?
あれ、おかしいぞ。こんなはずじゃなかった。

妄想では、ミュージカルを見て、大満足の息子
息子「かーさん楽しかったね」
かーさん「そうだね。うふ」
息子「また来ようね」
かーさん「明日はホームランだ!」(ネタが古い)
子どもは大満足の笑顔を見て帰宅するってそんなストーリー

一幕が終わりハンバーガー屋さんへ。
ハンバーガーのおまけのおもちゃで楽しそうに遊ぶ息子をみて、
魔法のじゅうたんより、そのおもちゃのほうがよかったんけ?
まさか、かーさんの独りよがりだった?
なんか、すげーーーーいやーーーな気分。
結局そのまま会場を後にしました。
コテンパンです。コテンパンノスケ!

一親子の居場所・・・どこにあるるるるる。
帰りの電車の中で、寝ている息子の寝顔を見ながら。
家から遠くて子供の体力が持たない。
子供の集中力より上演時間が長い。
子供とお話をしながら観られない。
他のお客様の目が怖い。
チケット料金がお高い。
かーーらーーーの罪悪感のおまけつき!

小さい子供と一緒に気兼ねなく楽しめる居場所がほしいな。
地元で、上演時間が短くて、出入りも自由で、座席が見やすく、子供と話そうが騒ごうが怒られない。
料金もやすくって、託児もあって、子供も親も楽しいお芝居。

どこかにないかな~
誰かやらないかな~
あの~、だれか~・・・・・(世界の中心で愛を叫ぶ的な)

あ!ああ!そうか!
自分がやればいいんだ!だって、自分が観たいから。
答えはここにあったんだ!
私以外の親御さんも、きっときっと、たくさん同じ思いを抱いている方がいるはず。

さてさて、脳内会議が始まった。
地元での公演だから、交通の便がよい公共施設がいいな。
公共施設と共催にできるといいな。
上演時間は一時間以内がいいな。
席は出入り自由の自由席、親子で一緒に座れるフラットな席がいいな。
年齢制限はなし!0歳からでも見られるお芝居がいいな。
子供を預けられる場所もあると兄弟でも連れてこられるよな。託児サービスが必要だな。
子供が楽しむ作品はなにがいいかな、みんなが知ってる、親しみやすい絵本を題材にするのはどうだろう。
もし、集中力がなくなっても外でも遊べるスペースがあったらいいな。
機嫌が直ったら戻ってくればいいし。
あとは、入場料をやすくするには資金獲得が必要だな、助成金を取ろう!
あとは、あとは・・・

一場所と共催と助成金
思い立ったが吉日、あと行動するのみ!
「浦和コミュニティセンターの多目的ホール」
私の理想の劇場は、桟敷席で親子一緒にピクニック気分で見る気軽な感じ。
フラットな会場だから桟敷席が作れそう、照明や音響もそろっている、しかも、駅からのアクセスもいいし、ご飯を食べにも行けるし、子連れには最適!ここしかない!
えーい、企画書と共に熱い想いと共に共催の依頼しよう!

ドキドキ!

ご担当者の方の共感を頂き、無事を共催ゲットしました。
「さいたま市文化芸術都市創造補助金」を申請し、こちらも無事ゲット!
元手に入場券を安く設定することが出来ました。

「チビゲキ」を始めたことで、想定外のいいことがたくさんありました。
親子の居場所づくりをされている方々と繋がる事が出来たり、観客で観ていた子供が今年は舞台に一緒に俳優として共演したり。
老若男女問わず、小学生から最年長は70代までが一緒に「チビゲキ」を作っています。
観たり、参加したり、支えたり、いろんな関わり方ができるチビゲキ。
ぜひ、一度、観に来てはいかがですか?

チビゲキVOL.3 (0歳児からの音楽劇)「三びきのやぎのがらがらどん」

一チビゲキをやる意味
親子で気軽に気兼ねなくいられる居場所として始めた「0歳児からの音楽劇 チビゲキ」。
「チビゲキ」がさいたま市に浸透するまでに最低5年はかかる、それまではやり続けよう。
子どもたちがお芝居に触れることが当たり前になること。
物語を通して笑ったり泣いたり共感できる事。
親子で共通の思い出を作る事。
芸術に触れるきっかけになればいいな。
「チビゲキ」を3年目、じんわり感じています。
親子の居場所、これからもっと進化していきます。

次は旅に出ます。どこに行きつくかはこれからのお楽しみ。
ぜひ一緒に風景をお楽しみに下さい。

一私のお気に入りのパワースポット「HAGISO」 http://hagiso.jp/
HAGISOは築60年の木造アパートを改修した「最小文化複合施設」です。1階にはカフェ(HAGI CAFE)、ギャラリー(HAGI ART)、レンタルスペース(HAGI ROOM)。2階にはホテルのレセプション&ショップ(hanare)、設計事務所(HAGI STUDIO)があります。
カフェでは一杯一杯丁寧に淹れるハンドドリップコーヒーや、地域の八百屋さんや肉屋さん魚屋さんから仕入れた季節の食材を使ったメニュー、自家製のケーキや人気のパフェをご用意しています。ギャラリーでは、若手アーティストの個展やHAGISOキュレーションによる興味深い展示が毎月催されています。

【あんずコメント】
谷中にひっそりと佇むカフェ。ここのサバサンドと地ビールがお気に入り。いつか食べたい「旅する朝食」。
ギャラリーもセンス良く。ほっとする空間です。


聡美杏〜執筆者プロフィール〜
聡美 杏(さとみ あんず)
さいたま市在住、蠍座、O型、HSP、3人家族(小学生の息子)
趣味は映画鑑賞(特にゾンビ映画は大好物)
旅先で必ず道を聞かれるという地元密着の得意技?をもつ丸顔です。
一度見ただけで好きになってくれる率90%。その実態は、商社勤務しながら、劇団運営をしワークショップデザイナーと育休後カフェファリシテーターの顔を持つパツパツママ。
小さい頃から生きづらさを感じ、心地よい居場所を探す旅を続けています。

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