シニアの社会参加サポートプログラム2018④報告

SCE代表の古川です。
東京しごと財団の、シニアの社会参加サポートプログラム2018④でファシリテーターをつとめました。
事例紹介は、NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンの中島由利子さん。

中島由利子さん(NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン)

少子高齢化の先進国である日本では、今や介護にかかわらない人はいない現状です。しかし、いつからどんな形で始まるかわからないものであり、実際に携わらないとわからない体験や感情があるところから、介護者は孤独になりがちです。

中島さんは、ご自身の経験からその孤独を痛感し、縁あって立ち上げたばかりのNPO法人アラジンに出会ってスタッフになられたとのこと。現在は、事務局長として数々の事業を運営なさっています。電話相談や、サポーター養成講座、ケアラーズカフェ、講演会、調査研究など幅広く、また、ヤングケアラーに特化したサポートや、ケアラーのためのパソコン講座といった新しい企画も打ち出していらっしゃいます。

介護者をサポートする数々の取組み

参加者の皆さんは55歳以上。なんらかの形で介護は身近な課題なので、次々と出てくる貴重な情報と、飾りけないあたたかい口調でのお話に聞き入っていました。その後に続くトークセッションは、おかげさまで非常に盛り上がりました。

もともと、東京しごとセンターで求職登録をしたところからこのプログラムにたどりついた方々です。NPOやコミュニティビジネスという世界は、特別な人たちがやっていることで、自分には縁がないと思っていた方もありましたが、課題を見出し、できそうなことを考えはじめた方もいらっしゃるように感じました。

人生100年時代になり、自宅と会社を往復する生活様式では持ちこたえられない事態が誰にでも起こり得る環境です。生き方・働き方を、自分ができることや価値観をもとに組み立てていくという考え方や行動をいち早く身に着けることが、幸せなキャリアへの近道です。ご参加の皆さんがそのきっかけをつかんでくださったのであればいいなと思っています。
ご一緒した皆さん、ありがとうございました。

<古川晶子プロフィール>
福岡県出身、さいたま市在住。キャリアカウンセラー団体で企画・営業に携わった後、2006年に独立し「人と仕事の幸せな関係性」をテーマに講演等を行う。2013年にSCE設立。
著書『キャリアカウンセラーという生き方「人生の節目」を乗り越える人を支える仕事』(セルバ出版)