カテゴリー別アーカイブ: はたらくらぶインタビュー

Vol.34 若尾明子さん|NPO法人クッキープロジェクト代表理事

NPO法人クッキープロジェクト代表理事を務める若尾さん。障がいのある人もない人も、いろいろな人がまぜこぜになって暮らす社会をつくるために、いろいろな「しかけ」をしていらっしゃいます。活動に対する思いや、今後の展望などをお聞きしました。

―クッキープロジェクトについて教えてください。
2007年にNPO法人ハンズオン埼玉のプロジェクトとしてスタートしました。コンセプトは「まぜこぜ」です。同じ社会の中に生きることをクッキー生地に例えて、「まぜて、焼いたら、あら、なかよし!いっしょに『まぜこぜ』しておいしい社会をつくりませんか」というキャッチコピーを掲げています。2010年に任意団体クッキープロジェクトとして独立し、2016年にNPO法人クッキープロジェクトとなりました。

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Vol.33 新井利夫さん|障害福祉サービス事業所Kauri café&Factory目標工賃達成指導員

埼玉県伊奈町にある、Kauri café&Factoryで支援員として働いている新井さん。旅行会社にお勤めの時に発症した心の病と向き合いながら転職を重ね、現在は福祉の仕事にチャレンジされています。病気と向き合いながら、その変化にどのように対応してこられたのか、そして、今後どのように過ごしていきたいと考えているか・・・お話を伺いました。

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―café&Factory Kauriはどういう場所ですか?
障害者手帳をお持ちの方や、心の病で通院治療中の方を対象とした、障害福祉サービス事業所で、作業所とカフェを併設しています。作業所の仕事内容は、データ入力やボールペンの組み立て作業など、一般企業からの受託作業の他に、オリジナルの作品として、ひょうたんライトやヒンメリ、木工作品の制作など企画・ワークショップ・販売を行っています。カフェの方は、テイクアウトのドリンクや焼き菓子販売、オーガニック食品の販売などです。

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Vol.32 黒澤篤子さん|一般社団法人さいたま市手をつなぐ育成会 副代表理事

さいたま市手をつなぐ育成会で副代表理事をつとめる黒澤さん。障害のある次男さんを育てる中で、現状に合わない法律や社会の課題に直面してきました。より良い暮らしの実現のために、一人ひとりを大切にして意見を聞きとり「みんなの声」として取りまとめる活動は、大切だけど難しいこともあります。活動を通して、黒澤さんが大切にしていることや「みんなの声」をまとめていくために必要なことを伺いました。

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―さいたま市手をつなぐ育成会(以下「育成会」)とはどんな活動ですか?
「育成会」の前身は、知的障害者の親の会です。1950年代から70年代にかけて浦和市・大宮市・与野市・岩槻市の知的障害者の親の会が発足し、それぞれ活動していましたが、2001年にさいたま市が発足した際に「育成会」として一本化されました。「育成会」は、「知的障害があっても身体障害があっても、家庭で、職場で、地域で、施設で受け入れられ、人として尊ばれ、よりよい人生を送ってほしい」という親の願いによって成り立っています。「障害のある人とその家族をひとりぼっちにしない」という目標のもと、本人が抱える「生きづらさ」と向き合う中で、家族を支えてくれる様々な人たちと出会い、そして本人が「あるがまま」を受け入れることを学び、親子で乗り越えていく力を獲得する助けになるような情報を発信しています。

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Vol.31 平田のぶ子さん|手編みサロンあみ~ちぇ代表

年齢を重ねても手編みがしたい! 生徒さんの声を受けて「ユニバーサルかぎ針」を開発した手編み講師・平田のぶ子さん。専業主婦だった平田さんが手編み講師になり、「手編みサロンあみ~ちぇ」を開設、「ユニバーサルかぎ針」事業でさいたま市ニュービジネス大賞2015「女性起業賞」受賞に至った経緯などをうかがいました。

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―「ユニバーサルかぎ針」について教えてください。
このかぎ針は、加齢や病気の後遺症、麻痺などによってかぎ針を握ることが難しくなった方や、自由に手を動かせない方にも使いやすいかぎ針です。持ち手の部分は、付属のバンドをつけることで手にぴたりとフィットし、握れなくなってもいろいろな持ち方で編めるようになっています。

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Vol.30 岡田久実子さん|さいたま市精神障がい者 もくせい家族会 副会長

「家族会」という活動があります。精神疾患をもつ人の家族どうしがつながり支えあう会です。さいたま市精神障がい者 もくせい家族会(以下、もくせい家族会)の副会長を務める岡田さんに、当事者家族としての想いや、活動を通して啓発していきたいことなどをお聞きしました。

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―もくせい家族会について教えてください。
もくせい家族会は、さいたま市南部を中心に活動している精神障がい者の家族会で、会員は135人。埼玉県内にある他の24団体の中でも一番大きな家族会です。先日35年目の総会を迎えました。統合失調症をはじめとする精神疾患をもつ人の家族が集まった会です。発症から回復までを支援し続ける、家族の思いや抱える課題を、同じ体験をしてきた者同士で支え合う活動をしています。
活動内容は、家族の悩みを話す集まり、当事者を交えてのランチ会などで、そのほか年に7回会報を出しています。会員それぞれに状況や事情の変化があるので、その時その時でできる人ができることをやっていこうという方針で、支えあって運営しています。外に出られなくても、会報でつながっている会員さんもいます。

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Vol.29 塚田敬子さん|合同会社つくりえ 代表社員

さいたま市北区で、県内の作家さんが作る和雑貨を中心に販売する「つくりえ」の塚田さん。昨年秋に火災に巻き込まれるという出来事がありましたが、それを乗り越えて事業を継続しておられます。起業の経緯や事業のやりがい、そして日々の難問と向き合うことなどについてお話をうかがいました。

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-屋号の「つくりえ」の由来と特徴について教えてください。
「つくりえ」は、私と夫が代表社員として設立し、さいたま市の盆栽町に2015年4月にショップをオープンしました。和雑貨を中心とした県内の作家さんの作品の販売と、ワークショップスペース提供をしていました。屋号を決めた時には、私と夫、それぞれに思いがありました。私は「つくる+いえ」という思いを込めました。お家でみんなが共有して使えるもの、例えば食器や家を飾る手づくりの雑貨が好きなんです。夫は、さらに日本の伝統の素材や技術を未来につなげていくという思いで「つくる+みらいへ」という願いを込めています。ロゴは、日本最後の藍染めの技術“籠染め”で使用されていた貴重な型を「籠染灯籠」として製品化させたハナブサデザインさんにお願いして、「日本の古き良きものをつないでいきたい」というコンセプトで作成していただきました。

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Vol.28 田村芳香さん|一般社団法人プティパ ソーシャルワーカー

埼玉県志木市で「子育て家族が自分らしく輝き、ゆるやかにつながる」をめざして相互支援・交流の場づくりをする一般社団法人プティパ。ソーシャルワーカーの田村さんに、法人立ち上げまでの経緯や、現在の「街のソーシャルワーカー」としての活動に対する思いなどを伺いました。

―一般社団法人プティパについて教えてください
2012年に一般社団法人プティパを設立しました。「プティパ」とは、フランス語で「小さな一歩」という意味です。子どもを持って踏み出す、パパとママとしての新しい「小さな一歩」の伴走者でありたいという願いを込めて名付けました。活動テーマは「流産・死産」「病気や障害を抱えての子育て」「病気や障害のある子どもの子育て」「子育てと仕事の両立」の4つです。これらのテーマに沿って、子育てママと家族の相談室、仲間同士のピアサポート、子育てサロン、親支援セミナー・イベントなどを運営し、こころと暮らしのトータルサポートを提供していきたいと考えています。

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Vol.27 渡邉朋子さん|宮代町立コミュニティセンター進修館施設長

この春、宮代町の名所の一つ「コミュニティセンター進修館」の施設長に就任した渡邉さん。市民活動やイベント、休憩所、コスプレ撮影や結婚式などにも利用されている、町内外から人気のスペースです。運営するNPO法人MCAサポートセンターの活動も含め、これまでの経緯と想いをお聞きしました。

―「コミュニティセンター進修館」について教えてください
この建物は、昭和55年に当時の町長が「世界にたった一つの建物を」という思いで、「象設計集団」に設計を依頼したものです。細部にいたるまでこだわり抜いていて、建物の片面は宮代町特産のトマトの色、もう片面は同じく特産のブドウの色で塗られています。床を張るタイルは埼玉産の木材、ドアの取っ手にはブドウのモチーフ、置いてある机やいすなどはすべて特注品です。ご来館の際には、ぜひ見てほしいところです!
設立当時は町のみんなが集まれる場所として、集会所やふれあいセンター、図書館の機能などを担ってきました。現在では町のコミュニティセンターとして、市民グループやサークルの活動、様々な発表会などにご利用いただいています。

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vol.26 礒部幸江さん|さをり織りさちえ/「Weの会」事務局

現在、中学校で男女ともに学ぶ「技術家庭」という教科は、1958年から、男子は「技術分野」、女子は「家庭分野」と分けられ別々に学んでいました。1974年中学校「家庭科」教員となった礒部幸江さんは、男女を分けて教育するという在り方に疑問を感じ、「家庭科の男女共修をすすめる会」の活動を開始されました。その後も現在に至るまで、様々な形で男女共同参画にかかわる活動を続けていらっしゃいます。活動に対する思いや、その中で出会った「さをり織」のことなどを伺いました。

-教員時代のことを教えてください
福島県出身で、地元の大学で中学校の教員免許を取りました。母が和裁をしていて、私自身もともと手仕事が好きだったので、「家庭科」を選びました。教員生活のスタ-トは、1974年4月大宮市(当時)です。その頃「技術」と「家庭」は、男女分かれて学んでいたので、担任をもったとしても男子の授業を受け持つことができません。生徒と関わる時間として、授業はとっても大事なのに関われないなんて・・・そもそも小学校までは男女とも「家庭科」をするのに、なんで中学校になると分けるんだ、と、モヤモヤとした思いがありました。でも、周囲には特にこのことに疑問をもつ人は少なくて、みんなそういうものだと思っているような風潮がありました。

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Vol.25 世古口まりかさん|LO&PE365代表

LO&PE365(ロープサンロクゴ)は、浦和を中心に手作りワークショップや「被災地応援ソックモンキープロジェクト」などの活動を行うコミュニティーサークルです。代表の世古口まりかさんが、アメリカと日本で体験してきた子育てや生活そのものから感じたことが活動の原動力になっています。また現在、サークルとはまた別の展開も準備中とのこと。根掘り葉掘り聞かせていただきました。

-LO&PE365はどんなきっかけでスタートしたのですか?
きっかけは、2009年の正月にアメリカから日本に帰ってきた時の印象です。5年間のアメリカの生活で、知らない間柄でも笑顔を交わし気軽に声をかけあう日常になじんでいたせいか、日本の無表情で視線を合わせずすれ違う有り様に衝撃を受けました。「日本は、埼玉は、浦和は雰囲気が暗い!明るくしたい!」と強く思い、それを子育て仲間と再会したときに熱く語っていました。共感してくれる友人の中に「何かやるならうちのお店を使っていいよ」と言ってくれた人がいて、活動を始めることができました。浦和のOrange Blossomというネイルサロンです。

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